更新日:2016/05/18
2016年5月18日現在、2016年8月のリオデジャネイロオリンピックに出場するために世界最終予選が行われていますね。
この大会に限らずバレーボールの試合はテレビ中継もされていますので、試合を目にする機会は多いと思います。
しかし、バレーボールは野球やサッカーほど世間一般にルールが浸透していませんのでなかなかとっつきにくいかと思いますので、最低限のルールと、こういうところを見ると面白いというポイントを紹介していきたいと思います。
何も知識がないと、気づくとあっという間に何点もはいっていて、今どうなっているのかわからなくなってしまうことが多いですよね。
まずは、簡単にルールを確認しましょう。
バレーボールの試合は下の図のようなコートで行われます。
大きくこんなところでしょうか。
それでは一番ややこしい6番のローテーションについて見てみましょう。
得点を決めたチームは上の図の赤矢印の回り方で移動してプレー開始位置が変わっていきます。これをローテーションとい言い、その時に「赤丸のサ」の位置に来た選手がサーブを打ちます。
ただし、サーブを打ったチームが得点した場合はローテーションはせずに同じ開始位置からになります。
このローテーションがあるからこそ得点しやすい時があったり、身長の高い選手が並ぶところと並ばないところが出てきたりしますね。
また、大抵の2本目を触るセッターの選手が前衛になると前衛の攻撃が2人しかいなくなってしまいますので攻撃の手数が減ってしまうのをどうするかという部分も戦略の一つですね。
続いてローテーションをすることで前衛と後衛の選手が変わります。
この前後が変わった場合何ができて何ができなくなるのかを見ていきましょう。
むしろ後衛だけにできるプレーはサーブとリベロとの交代くらいですかね。
サーブを打つということは、後衛に下がるということなのでネット付近で攻撃をすることができません。ただ、アタックラインより後ろ側であれば攻撃できるのでバックアタックという攻撃はすることができます。
世界のプレーとなるといろいろな攻撃で得点をあげようとします。
それぞれのチームの特徴が違うのでいろいろな攻撃が観れるのもいいですよね。
詳しい攻撃の種類はこちらに書きましたのでよければ見てみてください。
その他にも、バックアタックやセッターが不意打ち攻撃をしてくるツーアタックなどいろいろな攻撃方法があります。
対日本戦の時には相手チームが次にどんな攻撃をしてくるのか予想しながら見るのも面白いかもしれませんね。
テレビ中継される試合としてはやはり全日本の試合が多いですよね。
オリンピックやグラチャンバレーなど日本の選りすぐりの選手が世界相手に戦います。
しかしながら、身長差や体格の違いなど男子は特にプレーに顕著に表れてなかなか日本が勝つことはできませんね。
確かに日本が負けているのを見ていると悲しくなってきてチャンネルを変えたくなりますが、そこは世界の強さをぐっと噛み締めて違う視点から試合を見てみてもいいですよ。
世界は広く、高さやパワー攻撃方法などの違いがありますし、基本的に他国の選手の方が身長が大きいですね。
そんな中、日本チームはどのように戦っていくのかを見ていくのもいいと思います。
ジャンプ力がありパワーもある他国の選手は体の思うまままっすぐにぶつかってきますが、日本選手は素早い攻撃や腕の振り方を変えて攻撃のコースを変えたりしていますよ。
試合を見ていると、「あっ、この人なんかいいかも」と思った選手が出てくると思います。
その選手をずっと目で追ってみるのもおもしろいと思います。
サーブカットから攻撃までどのように動いているのか、このプレーが良かったなど見てあげると愛着が湧いてきますね。
バレーボールはサーブを打つところから始まります。
しかし、サーブを打たれる側のチームはサーブを受けてしまえばそこから攻撃することができます。
早い攻撃で翻弄してくるのか、長身のエースにボールを集めるのか、バレーボール経験者でも直前までどこから攻撃してくるかわかりません。
「やっぱりここを使ってきたか」や「そこからこの攻撃してくるの!?」など突っ込みながら見てみてもたのしいですよ笑
女子の試合はラリーが続くのがいいですね。
実際に試合をしてみると、2、3回ラリーが続くだけでもうヘロヘロになってしまいます。
その中で、どうやって決めるか?と思いながら見てみるといいと思います。
筋力や身長が魅力の男子はそのパワーを見てみましょう。
サーブで、目で追えないくらいの速いジャンプサーブ。
ブロックを弾き飛ばすほどの威力のあるスパイクなど豪快なプレーは見どころですね。
そんな強力な攻撃だからこそ、それをレシーブした時にも盛り上がれると思います。
バレーボールにもフェイントという打つと見せかけて打たずに相手のいないところにボールをそっと落とす攻撃があります。
完璧に相手を騙せた強気なフェイントはとても素晴らしいですが、相手のブロックに止められて弱気になっている時にもフェイントを使ってしまうことが多々あります。
強気の攻めたフェイントなのか、弱気の逃げのフェイントなのか考えてみるのもいかがでしょうか。
強気に攻めて出場権を獲得してもらいたいですね!
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