更新日:2022/07/20
どんなスポーツでも試合をする場合、誰かが審判をする必要があります。
国際試合や全国大会の場合、ちゃんとした審判が雇われてジャッジをしてくれますが、練習試合や小さな大会の場合自分たちで審判をやらなければいけませんのでそんな場合に備えてラインズマン(線審)について覚えておきましょう。
簡単に説明するとコートの四隅に配置されてそれぞれ自分の目の前にあるラインを中心として、イン、アウトの判定をするのがラインズマンです。
実はこのほかにも仕事があって
を見ます。
上記の判定をする場合に決まったジェスチャーをして主審に伝える必要がありますので、それぞれのジャッジ方法とその際のジェスチャーを一つ一つ確認していきましょう。
「スパイク、サーブなどで飛んできたボールがコート内に入ったかどうか」をジャッジします。
慣れないうちはスパイクなど床にボールが触れる瞬間が一瞬なので判断しにくいかと思いますが、がんばって判断しましょう笑
ラインズマンをしていて、どこからインでどこからアウトか実はよく知らないって人多いですよね笑なんとなくアウトっぽいなーで判断しても練習試合とかだとチャレンジシステムなんてありませんし、どうにかなっちゃうものです。
とはいえちゃんとしたルールを覚えてビシッとジャッジしちゃいましょう!
「バレーボール6人制ルールブック2015年度版」のP43に
【ボールがフロアに接触した時、ボールの一部でも区画線を含むコートに触れた場合はボールインである】とあります。
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上の図のように非常に判断が難しい時もあります。なんとなく立って見ていると分からなくなるのでなるべく真横から見れるように少し体をかがめて見るようにするといいかもしれませんね。
アウトになったボールでも、ブロックやレシーブで守備側の選手が少しでも触れていれば攻撃側の得点になります。
特にスパイクの際にブロックがボールに触れていないかじっくり見て、ワンタッチの場合は指先などに触れると「チッ」と音がなることもあるので耳でも聞いて判断しましょう。
例)反対側のチームがスパイクを打ってくるシーンでブロックの上を抜けてこちら側のコートギリギリでアウトの位置にボールが落ちてしまいました。
その際にブロックが触っていればこのジェスチャーを、触れていなければアウトのジェスチャーを行いましょう。
ボール、選手がアンテナに触れた場合やボールがアンテナの内側を通過していない場合(ボールがすこしでもアンテナの外に出ていた場合)に反則となってしまいます。
片手でアンテナを指差して、もう片手は頭の上で旗を左右に振りましょう。
例)サーブカット大きく弾いてしまって、なんとか繋いで3本目に相手コートに返す時にボールがアンテナの内側を通過しなかったり、プレー中、ネット近くで攻守が繰り広げられている際にある選手がアンテナに触ってしまった場合などです。
サーブ時にサーバーがエンドラインを踏んでサーブを打った場合、サーブを打った時にコートの外に選手がでていた場合(相手、自分のチームどちらとも)反則となってしまいます。
サーブを打ってボールが飛び始めればラインを超えても問題はありません。打った瞬間に足がラインにかかっているかが判断基準となるので注意しましょう。
上記の全ての判断において、主に選手によって見えない位置にいた場合。
正しい判断ができないとし、判定不能のジェスチャーをします。
ただし、サイドラインは主審、副審がいるのである程度はカバーできますが、エンドラインはラインズマンしかよく見えないのでよく見ましょう。
ぼーっとしていたり、適当なジャッジでわからなくなった場合などに使うのはもちろんダメなので適当にやってはいけませんよ。
入部してしばらくは練習試合などでラインズマンをさせられた記憶があります笑
結構めんどくさかったりしますが、初心者のうちはボールのスピードやどの方向に飛んでくるかを予測しながらラインズマンをおこなったりすることで目を鍛えるいい機会かもしれませんね。
記事の途中にも書きましたが、直立ではなくかけっこのスタートの時のようにすこし屈んで姿勢を低くして構えていると多少は見やすいかと思いますのでやってみてくださいね。