動きを取り入れたパスをしよう

更新日:2016/03/29

みなさんオーバーパス、アンダーパスはできるようになりましたか?

バレーの一番の基本のプレーなので間違った形で身についてしまわないようにしましょうね。一度クセがついてしまうと直すのが大変になってしまいますよ。

きっちりとした構え方で正しいパスを出せるようになったら次は動きを取り入れたパスを行いましょう。どのようなパスか紹介する前に注意点から説明してきますね。

動きながら取っていいわけではない

まず最初に誤解して欲しくないのは、動きと表現していますが「ボールを動きながら取る」ということではありません。

ボールがどこに飛んでくるか予測して、ボールの下に動いて止まった状態でパスをするということです。

「パスをするために動く」という考え方でのぞんでほしいと思います。

もちろん全部が全部、完全に止まった状態まで動けるなんてことはないのであくまでも気構えなんですけどね!

動きを取り入れたパスとは?

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柔らかい軌道のパスが何回も続くようになったら次は動きの中でパスができるようになりましょう。

バレーボールのパスやレシーブの動きは大まかに以下のような流れで行われます。

  1. 相手を見る
  2. 相手がどこに出すか予測
  3. ボールが飛んでくる
  4. 落下地点を予測
  5. ボール下に移動して構える
  6. パスを出す

いきなりそんなことはできないと思いますので、いずれ試合もこなせるようにあるために、まずは簡単な動きの中からボールの飛んでくる位置の予測や体の動かし方を学んでいきましょう。

その前にそれぞれのパスの長所と短所を知ってどういう時にはどっちのパスをすればいいか判断できるようにしていきましょうね。

オーバーパスの長所短所

オーバーパスは左右の動きにはとても弱く、前後の動きにはある程度対応できます。

これは、左右の場合少しでもずれてしまうと左右の肘の角度がかわって力の入れ加減も変わるためうまくパスができなかったり、上手く弾くことができずにドリブルを取られやすくなってしまいます。

前動きの場合は体をかがめたり、とっさにアンダーパスに切り替えたりできますし、後ろのボールは手を伸ばしたりジャンプをすることで対応できたりしますよね。

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基本的にオーバーパスを使う場面は、滞空時間の長いボール(サーブ)やゆるいボールのことが多いのでボールの軌道や回転をしっかり見極めてボール下に入るようにしましょう。

アンダーパスの長所短所

アンダーパスは思ったよりもボールが落ちずに伸びてくるような足の長いのボールに弱い傾向があります。

前と横であればある程度、肩の動く範囲内であれば面を向けながらでも動かせますし、足をすこしでも出すことでより遠くに届きますしね。

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伸びてくるボールは、下がるかオーバーに切り替えて対処する必要がありますが、アンダーパスの姿勢って低いですし、腕を組んでいるためなかなかスムーズに切り替えにくいですよね。

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アンダーパスは基本的にボールを腕に当ててはじく要領で飛ばすものなので、目で追うのが難しいスパイクなどの早いボールや低い姿勢を利用した届かないボールをしたからすくい上げる時に使います。

片腕や骨の出っ張ったところなど変なところに当たらないように面を飛ばしたい方向に向けるのを忘れないようにしましょう。

オーバー・アンダーの使い分けの練習

上記であげた動きながら、自分とボールとの距離を測ってオーバー、アンダーを使い分ける練習を紹介しますので実践していきましょう。

ランニングパス

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必要人数:3人〜

パスを出した人は向かいの人の後ろに回って順番が来るのを待ちましょう。最低3人からできる練習ですが5人くらいで行うと割と余裕もでてやりやすいと思います。移動するときはボールや人の邪魔にならないようにぐるぐると円を描きくように動いてパスをしましょう。

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↑クリックで動きます

どこに飛んでくるのか、パスを出してくる人の体勢は崩れていないか、など考えながら練習するとうまくいくと思います。

左右パス

アンダー時の面の向け方と足の使い方を学びます。

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左右に1歩踏み出してパスします。パスした後は元の構えに戻り逆を行います。

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面をしっかり球出しの人に向けることと足を出した際につま先も球出しの人に向けると肩が入り面を向けやすくなると思います。

サイドステップ

左右パスの上位版でサイドステップの使い方と位置調整を学びます。

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できる限り球を投げてから動き出すようにしてください。球出しの人は少し高めに投げてアンダーパスが間に合うようにしてください。

球出しの人を基準に円を描くように動くことで飛ばしたい方向に向けて常に正面に捉えながらの移動ができます。

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歩数が合わなかったり落下地点を読み間違えないようにしましょう

前後パス

球出し有り

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前ではアンダーパス、後ろではオーバーパスで対応します。

球出しの人のさじ加減で大変さが変わってくるので練習相手によってボール位置を調整してあげてください。

前に進みながら取ったり下がりながらなどいろいろな場面で使う機会の多い動きですのでしっかり練習しましょう。

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