練習メニュー(中級編)

更新日:2018/07/11

中級編では仲間と協力して行う練習をメインに試合の中で必要な動きや声ができるように繋がる練習を紹介していきます。

初級編と違って自分がレシーブすれば終わりとはいきませんので多少プレシャーはかかりますが次にボールを触る人のことを考えて練習してみてください。

3メン

  • 必要人数:3人〜(球出し1人)
  • 目的:言わずと知れたひたすらつなげる練習
  •    どんなに辛くても最後まで諦めない、ボールに喰らいつく精神を鍛える
  •    と、いうのが昔の精神論で、自分が思うには、
  •    どれだけ周りの状況を把握して、球出しの人の構えや体勢から飛んでくるボールを
  •    予想し楽できるようにするのかという状況判断の練習だと思います。
  1. 球出しはネット際中央にネットを背にして構え、半面を使います。
  2. コート内に弧を描くように3人レシーバーが構えて待ちます。
  3. 球出しは打ったり、フェイントしたり、頑張れば取れるところや正面に強打など無理なボールを出さないようにレシーバーに繋がせます。
  4. レシーバーは必ず試合と同じ3回で球出しにボールが戻るようにつなぎます
  5. 状況に応じて1分〜3分を1セットとして行います。

言わずと知れた大変な練習ナンバー5の中に入る屈指の修行練習です。

レシーバー3人で1つのボールをひたすら繋いで走り回ります。試合と同じで連帯感が必要となり、どれだけ大変でも自分が楽をすると他の人に迷惑がかかってしまうのでプレッシャーが半端ではないでしょう。

とはいえ、球出しの人がしっかり調整すれば、頑張れば取れるボールばかりで体の使い方やボールの出方を見るとてもいい練習になります。

ただ、ボールを追いかけるだけでなく、上にも書きましたが、この練習では球出しの人の気持ちになって今ならどこが穴になっているのか、どこにボールを出したいのかなど飛んでくるボールの位置を読んだり、もし他の仲間がレシーブを弾いてしまったらのために備えるべきかを考える、バレー選手にとってとても経験値の増える練習なので、いろいろなパターンを想像して、読みの力を磨いて楽ができるようにがんばりましょう笑

(例:クロスが2本続いてるから次はストレートだろう。など)

 

2段トス

  • 必要人数:3人〜
  • 目的:いろいろなレシーブ練習をして思い通りの位置にレシーブを上げる
  •    試合の中で後衛が崩れたボールをトスにする状況を想定する
  1. 球出しが相手のレフトスパイクの位置に構えクロスとストレートにレシーバーが入ります。
  2. 球出しがクロスに向かってボールを出しレシーブ。
  3. そのボールを真上にレシーブし、そのボールをストレート側がレフトに2段トスを上げます
  4. クロスでレシーブした選手が、そのトスをキャッチもしくはスパイクを打ち、次に交代。

バレーの試合の中でよく使われる動きを集約した練習です。

まず、クロスのレシーブは強打でも軟打でも必ずレシーブをすることになります。ただ、通常の練習と違ってボールをあげる位置はセッターのいるネット際に返してはいけないのがポイントです。そこまで精度を求めず、真上にあげればいいので比較的初心者でもやりやすい練習かと思います。

レシーブを真上に上げたらストレートに構えた選手が2段トスを上げます。これはライトのポジションの動きですね。とはいえ、コート中程からレフトに向かって高めの2段トスを上げなければいけないのでオーバーであげる場合は体全身のバネを使いしっかり飛ばすこと(ドリブルしないように注意)、アンダーでトスをあげる場合もどうすれば打ちやすいトスになるか考えながら練習をしましょう。

ポイント:アンダーの場合は腕を振らないように、面をとばしたい方向にむけ肘と肩を固定して、スクワットの要領で腰を落とします。ボールが落ちてきたタイミングに合わせて足を伸ばし弾くというよりは運んでいくようにすると打ちやすいボールが出せるようになると思います。

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