更新日:2022/08/11
オーバーパスとは、バレーボールの基本のパスの種類で、おでこの前で両手の指を使ってパスをする方法です。
正しくはオーバーハンドパスですね。
ボールの飛ばし方はバスケットのチェストパスに似た手首や指、腕の使い方をしますが、バレーボールはボールを持ってはいけないので、飛んできたボールをほんの少しての中に収めるだけでそのままはじき返すようにパスします。
文字を読んで理解するのは難しいですよね。写真や絵をお見せしながら紹介しますのでまずは見てみてください。
こんな感じで飛ばします。
飛ばし方は、「投げたり飛ばすというよりは、はじくイメージ」をしてみてくだい。
注意点としては、はじこうとするタイミングが早すぎるとボールに指が刺さって突き指してしまうこともありますし、遅すぎるとボールを持ってしまう形になったり、ボールの勢い負けて飛ばなかったり、手から抜けて後ろにそれてしまうこともあるのでタイミングをしっかり覚えましょう。
それではおおまかにオーバーパスのイメージが掴めたところで細かくみていきましょう。
オーバーパスの構え方から確認していきます。
丸いボールを包み込むようにしなければいけないのでガチガチに指を伸ばしつっぱっているとうまくいきません。
力を入れるのは弾く瞬間です。まずは柔らかく構えましょう。
昔のCMでやっていた「オージービーフ」の形をしてください笑
少し古いのでわからない人は人差し指と親指をそれぞれ横にくっつけて2〜3cm開いてください。
ボールの大きさにや手の大きさにもよりますが、ボール全体をてのひらで包み込めるくらいを目安にしてください。
それができたらオーバーパスの時に手の中に収める位置を確認していきましょう。
まずは、立ってボールを足元に置きます。
続いて、膝を曲げずに前屈する形でボールを両手で優しくつかみます。
しっかりと親指から小指まで使ってボールをつかめていますか?
指の腹と呼ばれる部分、真ん中の柔らかくなっているところで触れられていますか?
しっかりとボールを中心において包み込むようにボールが持てるのを意識してください。
この形がオーバーパスの手の形となります。
次は、ボールを飛ばすために必要な体の使い方を説明していきます。
おでこといっても結構広いのでもう少しわかりやすく言うと「親指が眉毛よりも少し上」の位置でとらえるようにしてください。
最初はどこで取ればいいかわからないかと思いますが飛ばすことよりもとる位置がしっかりできているかを意識しましょう。
頭のてっぺんより後ろや、目よりも下の位置で取るのはボールが飛ばないというより反則になってしまう可能性がありますので気をつけましょうね。
上の説明を言い換えるとずばりこういうことです。
少し横に飛んできたので耳のあたりでとってみるとか、少し低かったからアゴの辺りでオーバーパスとか、絶対にダメです。
前後左右少しでもずれていたらちゃんと足を動かして体を移動させて理想の形で取れるようにしましょう。
まず最初にオーバーパスを上手くなるため、意識するポイントは、
このような手順で意識をして練習していくのがいいと思います。
男子の場合【4】の動作はある程度筋力で補うことが可能ですが、女子や小学生などは全身を使って飛ばさないと6mも飛ばないことも多いため、まずは目標9メートルを飛ばせるように意識しましょう。
男子も正しい形でないとハンドリング(手の形や飛ばし方)が悪くなりドリブル(ダブルコンタクト)などの反則につながってしまうので正しい形を覚えるようにするといいと思います。
おすすめ練習メーニューを紹介していきます。
まずは飛んでくるボールに対してちゃんとしたフォームでキャッチできるようになりましょう。
弾きかえす練習はそのあとでも大丈夫です。
誰かに投げてもらったボールをオーバーパスの構えでキャッチ。
最初はボールの飛んでくる位置を予測したり、構えたりとやらなければいけないことが多く、難しいと思います。
まずはボール下に入る事が大切です。しっかりとどこに飛んでくるかを予測してボール下に移動しましょう。
慣れてきたらキャッチのフォームも意識しましょう。移動の時には構えたままではなくていいですが、ギリギリで取る時にかたちが崩れないように気をつけましょう。
一人でできる練習方法です。
広い空間があればできるので、どこでもできるのがいいですね。
オーバーパスを出すように上に大きく飛ばします。
それをワンバウンドさせた後、すばやくボールの下に入ってオーバーパスの構えでキャッチします。
(ワンバウンドの時にボールがくぐれるまで跳ねない場合は投げ方を変えてもかまいません)
オーバーパスの飛ばすプレーと、キャッチのプレーを区切りながらできるので確認しつつ丁寧に練習しましょう。
バレーボーラーならば、誰もが通ってきた道。
短い距離で何回もオーバーパスのフォームの確認ができます。
この練習をしているとボールが手に吸いつく感覚がなんとなくわかってくると思います。
壁に向かって手首のスナップだけで何回もパスをします。
ひたすら壁と向かい合うので少し孤独な練習ですが、、、ボールが手にしっかり入っているか確認しながら行う事で効果的に上達すると思います。
自分と壁との距離が違うと練習目的も変るのでやってみてください。
文字通り自分の真上にパスをし続けます。
最初はずれてあっちへ行ったりこっちへ行ったりすることが多いと思いますが、それはフォームのずれや、力が均等に入れられていない証拠なので、ほとんど動かずできるようになるまで練習しましょう。
難しいと思います。
コツとしては体の真ん中でボールをとらえないと、腕で調整することになってしまい、バランスが崩れてボールが前後左右にぶれてしまいます。そうなるとボール下への移動が多くなり、修正しきれず続けられなくなるのでとらえる位置に意識して練習しましょう。
ボールがずれてしまった時は手だけで取らずしっかりと足を動かして移動しましょう。上手くなれば全く移動することなく100回、1000回とこなすことができるようになります。
今回は比較的1人でできる練習を紹介しました。このほかにも2人用や3人用など様々な練習方法がありますので時間がある時に追加していこうと思います。
わた
クソ
わーお
わかりやすい
ありがとうございます
上野ゆみちゃんがバレー部