更新日:2022/08/11
ここまで対人パスを目標にバレーの基礎として練習方法などを紹介してきましたが、ボールの扱いに慣れてきましたか?
バレーに限らずスポーツでは基礎が一番大事なので、なかなか上達を感じられなくてモチベーションが下がったりしてしまいがちですが、基礎をおろそかにしないようにボールの扱いうまくなるまで日々じっくり練習していきましょう。
また、何も考えずに練習をこなすよりも、まずは頭で練習の動き方や目的、体の使い方などを理解した上で練習する方が、圧倒的に早くよりうまくなるので体だけではなく頭も使えるようになると上達が早くなると思います。
そりゃあ、受け身よりも積極的な方が吸収は早いですよね!
それでは、初心者の人が対人パスでつまずきやすいポイントを紹介していきたいと思います。
レシーブといっても柔らかいボールなどはアップの時のオーバーやアンダーでよく行うプレーのため大丈夫ということにしておきましょう。
※実際、女子の方なんかはオーバーパスが飛ばせなくて続かないということが多々有るそうですが、、、それはまた別の機会に考えてみましょう。
レシーブ時に足が出ないというのは初心者あるあるで、ボールへの恐怖心などからレシーブの構えの重心が後ろにあることが原因だと思います。
これは初級編のレシーブで説明しているのですが重心が後ろにあると動こうと足を上げた途端に後ろに倒れてしまう力が働いてしまい思うように体を運べなくなってしまいます。
構えは必ず重心を前に持ってくるようにアゴを引きながらかかとを上げてつま先立ちで構えるようにしましょう。レシーブ練習や対人パスでどうしても後ろに引いてしまったり、重心が後ろになってしまう場合はまずは1本1本膝をつくように前に倒れこみながらレシーブするようにして慣らしていきましょう。
バレーボールって全体的に難しいプレーが多いですが、最初の難問といえば、「ボールを思ったところに飛ばす」ということではないでしょうか?
実際に始めたばかりの頃なんかは、対人パスになるたびにうまく相手に打てるのか緊張したものですが、最近になって初心者と熟練者で球出しの打ち方に違いがあることに気づいたので紹介したいと思います。
初心者の人からみて対人パスの球出しやスパイクやサーブなどどんな打ち方も同じに見えてしまいがちですが、これは大きな間違いです。ある程度練習を積むと自然に無意識のうちに使い分けができるようになっていくのだと思います。
それでは、より早く初心者を脱出するために今この知識をつけた上で練習すればあっという間に上達するはずなのでまずは知識をしっかりとつけていきましょう。
上の図のように対人パスやレシーブ練習の球出しの場合はスパイクのように腕を伸ばす必要はないかと思います。
スパイクと違って早いスパンでボールを打つことになるため、肩から回して打つ方法をとると、構えが整う前にボールが飛んでくることもあるためミートがおろそかになって打ち損じを起こしてしまいます。
また軟打を打つ場合にもヒジを使わない場合頭より後ろになるため目で確認できなくなってしまうので、この点でも打ち損じにつながってしまう可能性が大きくなりますよね。
実際のところ、ここからさらに手首の使いかたひとつで打ち分けはできるのですが、以前に教えていた選手が、初心者から始めてヒジの使い方が上手くいかなくて対人が続かないと言うことがあったので、この方法でやっていくのもアリなのではないかと思いました。
もちろん、実際のジャンプしてのスパイクではヒジを曲げてしまうと打点が下がりブロックやネットにかかってしまうのでサーブのように別物の扱いとして打ち方を覚えておいてくださいね。
サッカーでも野球でも練習だけのための動きがあります。
例えるなら、サッカーでリフティングは試合では使う機会は少ないですが、ボールをトラップするときやボール捌きにつながる動きになります。
野球ではティーバッティングも試合では使いません。何せ止まっているボールを打つなんて試合ではあり得ないことです。しかし、バットでボールを打つ感覚を養ったりバットを狙った高さで振ることや、ボールの芯を捉える手応えを覚える練習になります。
スポーツの試合とは様々な練習の動きを体に覚えさせ、感覚を養って、試合中に最善のプレーが出せるようにするためにあります。
もちろん対人パスにもそんな、試合との違いがあるのでこればっかりでも上達しないというジレンマですね。
最後に対人パスの試合との違いを簡単に例をあげると、、、
こんなところでしょうか?
それぞれ簡単に説明してきますね!
試合のスパイクは必ずジャンプして打ちますが、対人パスではジャンプはせずに立っている状態から打ちます。
この違いが何になるかというと、ボールの出る位置(高さ)が変わると、レシーバーからボールを確認する時の目線が変わり、上を見るためにアゴをあげなければいけなくなりますね。
どんなスポーツでもそうですが、顔面に向かって飛んでくるというのは恐怖の対象で顔を背けたくなてしまいます。それを少しでも軽減する方法は「おでこでかばう」です。
よくレシーブ練習で「アゴを引け!」と指導するのですが、これはアゴをぐっと引いて体を締めるとともに顔面を晒さないようにして恐怖心の軽減する効果があるのです。
とはいえ、上を思い切り睨みつけても見える範囲には限界がありますよね。対人パスではみえるかもしれませんが、実際の試合の場合、ボールが見えないので顔を上げる(アゴを上げる)必要が出てくるので、そういったボールにもなれる必要がでてきます。
対人パスはつなぐことが練習なので球出しも取れる位置を狙って打ってきます。
実際の試合になると相手は点を決めにきているので、正面になんか打ってきませんよね。レシーバーはブロックや相手スパイカーの動きをみてどこに飛んでくるか予想や連携をしてレシーブしなければいけません。
通常バレーボールではセッターのあげたボールを打つので横から飛んでくるボールを打つことになります。
対人パスの場合は向かい合って行う練習なので横からボールが飛んでくることはほぼありません。正面から飛んでくるボールの前後落下地点を見極めて飛んでくるボールの威力を跳ね返すように打ち返さなければいけません。力負けしないように気をつけましょう。
とはいえ、これまで壁打ちで同じようなボールにはなれてきているので大丈夫ですね!!笑
うう
難しい…
メールで個別に教えてくださったりしますか?