更新日:2016/04/27
スパイク練習をする時にいつも同じ位置から入っていませんか?
実際に試合になるとサーブカット位置は変わり、ラリー中ともなればコート内も流動的に動いているなかでスパイクを打たなければいけません。相手ブロッカーからしても毎回同じ位置から入ってくるのはとても読みやすいためブロックにつかれやすくなってしまいます。
また、入る位置や角度を変えることで狙えるコースにも幅ができるので入り方を工夫してみましょう。
例えば、サーブカット時にセッターと攻撃のサインは決めますが、どのように入るかは決めていますか?
基本的にはスパイカー個人の判断で動く事になりますが少し工夫するだけで相手から見づらくなったり惑わせる事もできます。
表とは通常のスパイクのことで裏とはボールを追いかけるように入るスパイクの事をいいます。
裏から入る事でセッターの陰に隠れて攻撃を見えにくくすると共に左方向へのコースが打ちやすくなりますし、流れながら体重をのせたスパイクにする事もできますね。
また、ボールと同じ方向に飛ぶのである程度空中で調整できる事もメリットになると思います。
先ほど説明した裏からのスパイクですが、必ずしも裏から入る必要はありません。入り方を工夫する事でどこからでも入る事ができるようになるので練習してみましょう。
Aクイックを例に見ていきましょう。
Aクイックはボールがセッターの手の中にあるときには空中にいる必要があるので1打目を触っている時に裏の方に移動しボールが放物線の頂点をすぎたあたりで一気に方向を切り替え一歩ステップで切り込んで行くのがベストです。
最初は中途半端なカーブになったりすると思いますが、右足で床を蹴るように切り替えるとメリハリのある良い動きになるでしょう。
次にオープン系のトスを裏から入ってみましょう。
いきなりライトからレフトの移動だと距離が長過ぎるので、ライトからBチョンの動きを見ていきいましょう。
トスが上がるまではどちらにでも動けるように何となくふらりとしていて、セッターにの手に入るか入らないかでグッと引き締めます。トスがあがったらトスについていくように走り出し途中からスパイクのステップに切り替えて飛びます。
ボールと共に流れて飛ぶので高ささえ合えばかなり打ちやすいと思います。コースは流れたまま左クロス方向に打ち込むとよいでしょう。しかし、遅れてブロックに飛んでくる相手ライトブロッカーには注意しましょう。
慣れてきたら、飛ぶ際に体の向きを少し右回転させてみましょう。
そうする事で右方向にも打ち分ける事ができます。相手ミドルブロッカーに見られて右クロス側を止めにきてもレフトのストレート打ちをすれば左クロス方向に打つこともできますし、そのままフェイントすれば、体の流れにつられて相手ライトブロッカー側のサイドライン付近に落とせるでしょう。
ここで紹介した入り方以外にもライト方向の裏入りやB→Aの流れながら入る方法などたくさんあります。また、クイック系の攻撃はコースの打ち分けがしにくいので裏から入る時は少し長めのトスで左クロス方向に打ちやすくなるので是非いろいろ試して見てください。こちらも時間があるときに攻撃パターンをまとめれたらと思っています。
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