更新日:2016/05/16
ブロックと相手スパイクを止めて得点につなげると思われがちですが、チームとしての考え方は、相手攻撃のコースを防いでれレシーブする位置を限定させる作戦のことです。
限定させることでボールが繋がりやすくなりますし、相手も攻撃しにくくなりミスを誘います。
その一方で、相手にブロックの手のはしを狙われ得点されるリスクもあることを知っておいてください。
最初に以降文章で出てくる略語の説明を入れておきますね。
2枚ブロックを採用しているチームは多いと思います。
FCを起点にFR・FLが状況に合わせてブロックします。2枚なのでストレート・クロスともにある程度ブロックで防ぐことができますが、それでもまだまだ打たれるコースはあるので全て防ぐことはできません。
相手の攻撃を2枚ブロックである程度防ごうとすると、ブロックのできる身長やジャンプ力のある選手が最低でも4人いなければなりません。
※下図はグレーがブロックしない選手 、色付きはブロックする選手の時のローテーション
3人以下の場合どこかのポジションで1枚でのブロックになってしまいます。
また、ブロックした後にどのように攻撃するのか、ブロック位置によって使えないトスや攻撃も出てくるのでフォーメーションや攻撃の手数などしっかり考えてスターティングするようにしましょう。
例)前衛レフトとセンターで全てのブロックをするチームの場合の欠点
チームの方針やスターティングメンバー・ポジションが決まったら前衛・後衛のメンバーでブロックとレシーブの連携を組みましょう。
ブロックなしの場合の守備位置と守備範囲を見てみましょう。
ここから2枚抜けてブロックします。本来ならレシーバーが4人になってしまうのでレシーバー1人あたりの守備範囲が広くなり取りにくく感じるかもしれませんが、ブロックありの守備位置、守備範囲を見てみましょう。
ブロックにより灰色部分には打ちにくくなり打ったとしてもブロックに当たるかブロックを避ける軟打しかできなくなります。(強力なスパイかーが上から打ってくるとか、ブロックの間を抜けるということは考えないものとします。)
ブロックを避けようといないところに打つとレシーバーが正面にいるため拾えるわけですね。
このようにブロックの使い方一つでレシーブしやすくなりますので採用しているチームが多いのです。
それでは、2枚でブロックするにあたってクロスとストレートどちらに重点を置いてブロックするか決めましょう。決めておかないと、ブロックの2人がそれぞれ違いところに飛んでいたら穴ができてしまいます。
まずは、きっちり2人揃ってブロックが飛べること、その2人がどこを飛ぶかしっかり考えましょう。
最初はあらかじめ決めておいてブロックレシーブ位置をしっかり守り、なれてきたところで試合中、相手のスパイカーに合わせて変更できるように、ブロックとレシーブの関係を確認しながら練習しておくといいと思います。
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