更新日:2020/12/05
バレーボールではサーブを打つまであらかじめ守るポジション位置が決められています。
ローテーションとは得点を決めた時に、そのあらかじめ守るポジション位置を時計回り移動することを言います。
しかし、少し難しいのが移動するタイミングは決まっており、連続得点では移動しません。相手チームがサーブを打った時に自チームが得点した時のみローテーションします。
これはローテーションをしないと同じ選手がサーブを打つことになってしまうため、次の人にサーバーを移すためにローテーションが必要なんですね。連続得点の時には同じ人がサーブを打ちますのでローテーションは必要ないんですね。
それでは、上記のサーバーが変わる以外にローテーションがおこなわれることで起こる現象を考えてみましょう。
図のようにローテーションで選手がぐるぐる移動することで前衛で攻撃できる選手が変わってしまうということが起きます。このため6人のレギュラーメンバー全員が攻撃と守備をしなければいけなくなります。
ですので、1人だけ打てる選手(図のA)がいてもその選手がローテーションして後衛に回ってしまうとバックアタック(アタックラインより後ろでジャンプした攻撃)でしか攻撃ができなくなってしまいます。
バックアタックだけではなかなか得点できなくなりますので対角「(A)ならば(D)の選手のこと」にもう1人打てる選手を配置してAが後衛に回った時に前衛にくる選手を配置する必要が出てくるんですね。
さらに言えば相手チームもローテーションをおこないますので相手チームのポジションも考えて誰が前衛にいる時に相手チームのエースが来るようになどという戦略を立てる必要も出てくる重要で面白いルールですよね。
試合に慣れていても次のサーブ誰だっけ?や気づかないうちにローテーションしていなくて反則となり失点してしまうこともありますので最初のうちは難しいかと思いますがローテーションに慣れておきましょうね。
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