指導者の体罰問題について

更新日:2018/01/18

はじめに

あくまでも個人の感想や思いなのでつたない文章ですがよろしくお願いします。

まず、最初にこう言った部活の体罰問題は定期的にネット上にあがってくるもので、どこどこの高校教師が〜などバレーボール問わず部活動の問題にはつきものですね。

自分自身の感覚で行くと2〜3年周期でネットやニュースで中学高校のバレー部体罰問題を目にする感覚ですかね。

実際に学生時代は「自分もそんな環境で」部活していたように思います(あくまでもそう思っているだけで真実ではないかもしれません)

なぜ、体罰が起こるのか

自分が所属していたバレー部はいわゆる強豪校と言われる、部活動に力を入れている学校のバレー部で、高校にはスポーツ科というものもありました。

強豪校というと、

  • 部活動が厳しい
  • 監督の先生がこわければこわいほど強い
  • ほとんど休みがない
  • 練習漬け
  • 県外からの引き抜き
  • 寮生活

など昔からの強豪校のイメージはあると思います。

そんな強豪校は勝つことを目標にしているために、うまくプレーできない部員は監督に目をつけられ、ミーティング中に怒られるなどいわゆる厳しい指導が行われることがあります。

おそらくこれらですらも今の時代パワハラだと言われるのだと思いますが、、、

今までの体罰問題は、このミーティングのタイミングや、練習試合中にうまくプレーできないことに対してヒートアップした監督がつい手を出してしまうというパターンが多く「まぁ、このご時世手を出したらあかんわな」と思ったものです。

練習の一環としての体罰を考える

それでは、どこまでが体罰なのかという点についても考えなければなりません。

たとえば、バレーには「ワンマン」と呼ばれる特有のしごき練習があります。野球部でいう千本ノックのような感じでしょうか。

少し前にTwitterか何かにある高校のワンマン動画が挙げられて話題になりましたね。

「ワンマン」とは「スリーメン」を一人で行う練習でボールを落とさないように意識させ、すぐ次の動きができるように体の使い方を学んだり、体勢を崩してもすぐにボールの場所を意識し状況把握し、最後まで諦めない気持ちをつけるために行う練習です。(基本的には)

その練習において「絶対に取れないボールを出したり」「選手に向けて強力なボールを当てるように出したり」などがおそらく体罰に当たると思います。

とはいえ、バレーは飛んでくるボールを体に当てて浮かせる競技ですので取りに行こうとする勇気や負けん気、覚悟がなければいけないのも事実なので難しいところですね。

まとめ?

自分の恩師も、自分が卒業した後にいくつかしたの後輩の親が教育委員会に報告し、学校を飛ばされたり、謹慎的な期間があったりなどよい思いをしなかったようですので、「恨みを買う」ことだけはやめたほうが良さそうですね。

その後、何年かしてその恩師と話していた時に「今も昔のような厳しい指導なんですか?」と聞いてみたところ「ああいう抑えつける指導はよくない、当時はまだまだ青かったよ」と言っていましたので、最終的には体罰をしない(指導者の力で押さえつけない)指導が正しいみたいですよ。

やっぱり、選手がうまくいかない時には感情的になりすぎず進むべき道、やるべき練習を教え導くのが良き指導者ということですね。いうことを聞かない場合もありますが、だからと言って力で押さえつけるのは精神衛生上もよくないです。

 

この記事を読んですこしでも力任せの指導者が減ってくれると良いなと思います。

やっぱりスポーツは楽しくみんな力をあわせて一つの目標に向かって努力!が一番です。

Comments

  1. 高橋 より:

    はじめまして、少年団の父兄として息子を応援しているものです。先日、ワンマンを息子が経験し、嘔吐しました、ほかの少年団の子達も苦しくて立てないのに、立て、上げろ、サボってるなと、次から次へと強いボール遠くに飛ばさられボールを必死に追いかけ、倒れ、また、起き上がり。親としては見ていられません。
    小学生なのに、そんな事までする必要があるのだろうか、これではバレーボールすら嫌いになってしまう。そんな思いばかりてす。
    私はワンマンは大反対です。数人父兄にも反対する親もいますが、逆に、ワンマンをもっとしてほしいと言う父兄もいます。これは、見ている親が慣れていかなくてはいけない。強くなるためには、必要なんだと。
    しかし、強くなるためにはもっと基礎固めや、他の練習が必要なのではないかと悶々とするばかりです。
    勝ち負けばかりが先行し、本質的なものからは目を伏せて、これでは、バレーボールへの気持ちがなくなってしまいそうです。

    このような体罰めいた事は、父兄の捉え方によって、ずいぶん変わってしまいますが、今の指導法は良くないと考えております。
    第三者に対応してもらいたいとは思っておりますが、どのようなルートを辿るのが良いのでしょうか。

    • きょん より:

      高橋さん
      コメントありがとうございます。
      お子さんが辛い思いや吐いたりしているところを見るのは辛いですよね、、、。
      あくまでも私個人の意見ですが少しでも高橋さんのお気持ちに整理がつけばと思い書かせていただきたいのですが、
      かなりデリケートな問題だと思いますのでじっくり考えてから書かせていただきますので
      申し訳ありませんが2、3日お時間いただければと思います。
      よろしくお願いいたします。

    • きょん より:

      高橋さんお待たせいたしました。
      私自身は保護者としての経験はないため、
      知人や私の親などにも当時の話を聞いていたら遅くなってしまいました。
      うまくお話できるかわかりませんが書かせていただきますね。

      今回のコメントについて高橋さん自身のお気持ちは伝わってきましたが、お子さんはこの練習についてどう思っているのでしょうか?
      お子さんが「大変だけど楽しい」のか「大変でそこまでして行きたくない」のかで少し話は変わってくると思いますのでしっかりお子さんがどう思ってるのかを聞き、尊重してあげるのが良いのではないでしょうか。
      お子さんはやりたいのに高橋さんが見たくないから取り上げるという形にはなっていないでしょうか。

      しかしながらもちろん、今回の大切な問題としては小学生に対してどこまでの練習量をやるべきかということだと思います。
      確かに大人に比べて体も弱く、完全に発達しきっているとはいえない小学生に吐くまでやらせる必要があるかということですよね。
      そして、コーチの暴言についてですがこれは良くないと思います。
      たしかにチームをまとめようと厳しい言葉で選手を威圧し思い通りに動かそうとする指導者もいますが今の時代にはそぐわないある意味古い考えのコーチなのかもしれませんね。

      それでは、まず今回の発端である練習のワンマンについてですが、私はワンマンのようないわゆる「しごき」と呼ばれる練習方法についてですが私はやったほうがいいと思っています。
      ワンマンをすること自体は体罰でもなんでもないと思いますし、ワンマンをすることで次々とボールが飛んできて混乱しそうな中においても相手が次にどこにボールを飛ばそうとしてくるのか色々な情報を読み取り、だんだん息も切れてしんどい中でギリギリ追いつけないかもしれないボールに対して諦めずボールを上げに行く姿勢などワンマンの中から得られるものは数多くあると思うからです。

      もちろん、おっしゃるように基礎練習も必要ですので一回の練習3時間のうち1時間以上もワンマンをしていて時間が多すぎるのではないかというお話でしたらそれはありえるかもしれません。

      私の場合、中学でバレーを始めましたが入部時にすでに強いチームだと分かっていましたし、強いチームを育てると有名な指導者(先生)だったため、当時の練習はものすごくしんどくて怒られたり大変な思いをしましたがその指導者だったからこそ多少無理をしてでも信じてついていこうと思えました。

      おそらく高橋さん自身そのコーチの方との間にまだそこまでの信頼関係が築けていないため、本当にこのコーチでいいのかという不安から、安心してお子さんを任せられないのではないかという疑念をもっているのではないでしょうか。

      もちろん指導者の中には独りよがりで、ある意味憂さ晴らしに近いボールをぶつけるなどのような体罰的なワンマンするひともいますし、少年団のコーチの方も高橋さんに信頼を築けていないまま過激な練習を多用するというのであればたしかに問題はあると思いますので高橋さん自身がコーチの方とも話をしてみてどのような意味を込めて練習をしているのか意見を聞くことで、納得できたのであれば、このままの練習でもそこまで嫌な気持ちになずに続けていけるようになると思います。(もちろんお子さんの気持ちも汲んであげた上ですが)
      もし、話を聞いてみても納得できないならば「第三者での対応」ではなく別のチームを探すのが良いかと思います。

      なぜ別のチームを探すのか良いかということですが、
      高橋さんのおっしゃっているように第三者に対応してもらうということはおそらく少年団を運営している大元である市や町のスポーツ協会に連絡することになると思います。
      その場合、今の指導法に納得しついていってるお子さんと父兄の方々の気持ちを考えずに高橋さんの意見を訴えることになるのではないでしょうか。
      そのことでコーチの指導方法が変わったり、コーチが違う人になるということになってしまったら今度は今の指導法に納得しているお子さんや父兄の方々は納得するでしょうか。
      そういった周りへの影響を考え、スポーツ協会に連絡するといった第三者での対応を求めるのであれば、他のお子さんたちや父兄全員の意見を一致するように働きかけなければいけないと思いますので高橋さんやお子さんに会う別のチームを探すのが良いかと思いました。

      もちろん、私一個人の意見ですのでそういう考えの人もいるんだなぁとの程度で読んでいただければと思います。

      • 高橋 より:

        コメントありがとうございました。きょんさんのコメントをゆっくり拝読し、しっかり自分自身で考えを書きたいと思ったところ、こちらのサイトを見失ってしまい、遅くなってしまいました。
        さて、今回のワンマンによる過激な練習についてですが、息子に聞いたところ、やはり、辛い、これならやりたくない。。という、言動が聞かれました。
        他の団員も、失敗を恐れのびのびとしたプレーが出来ず、コートの中でも、怒鳴られる恐怖から、涙ばかりしてる子も見受けられます。
        これは個人の心の問題なのかもしれませんが、親としては、周りから言われても跳ね返すことのできる強い気持ちを持っていてほしいと願う反面、まだ、生まれて10年足らずの子供達に、お前なんていない方がいい、チームがお前がいることで負けてしまうなど、自己肯定感の下がる声かけはいかがなものかと思います。
        コーチからの言葉を反動に強い気持ちに置き換えるようになって欲しいものですが、なかなか子供たちにも上手い言葉かけが出来ません。

        コーチや父兄との信頼関係を築くために親睦会を行う事となりました。
        そこでコーチの考えや、父兄の気持ちをすり合わせたいと思い、チームの大半の父兄とコーチで行う予定ではあります。
        第三者機関はきょんさんのおっしゃる通り、その過激な練習法で満足してる父兄にも迷惑のかかる事なので、考え直す事にしました。
        先日の書き込みは、ワンマンプレー直後で親の私も気持ちが冷静さを失っていたため、そのような判断となってしまいました。

        親睦会で親の気持ちが少しでも伝わり、また、コーチとしての意向もお聞きする事で子供たちがまた、強く楽しくバレーボールに親しめるようにサポートできたら良いと考えております。

        • きょん より:

          高橋さん
          コメントありがとうございます。
          大変なのにもかかわらず、お子さんや他の父兄の方とコーチの方とのかけはしに動いてくださったんですねありがとうございます。

          今回のコメントを読ませていただくと思ったよりも厳しい言動で古い考えのコーチなのかもしれませんね。
          私も中学生当時「自己肯定感の下がる声かけ」や「失敗を恐れさせるような威圧」というものを経験し当時はその指導者の言う通りに動くだけの選手になってしまっておりました。一度そのように恐れで刷り込まれてしまうとなかなか自信や負けん気といった強い気持ちを持てなくなることも事実ですのでお子さんのよかったプレーを褒めてあげるなどお子さんが自分を悲観しすぎないように自信のつくように常にお子さんの味方でいてあげてください。
          たしかにまだ小学生と心も体も未熟でそこまで厳しく指導する必要があるのか難しい問題ですが、練習をし試合に勝っていけばいくほど自信に負けん気がついていくこともあるとは思います。
          コーチからすると自分の思い通りに動けば絶対勝てるという自信や経験がそういう押さえつける指導法にさせているのだと思いますので親睦会などでコーチも父兄の方々の気持ちをしり、父兄の方々もコーチの考えを知ることでいい方向に進んでいけることを願っております。
          いつでもコメントやメール、SNSでもお待ちしておりますのでよければその後の進展などもお気軽にコメントいただければと思います。

コメント

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