レシーブが乱れたら2段トス

更新日:2020/07/13

試合中、サーブカットが思うようにセッターに返らなかったり、相手のスパイクに触ることはできたけど少し外に外れてしまった、、、なんてそんなシーンはいくらでもあると思います。

レシーブやサーブカットがうまくいかずに乱れてしまった時に、セッターがカバーできる程度のズレであればいいのですが、大きく横や後ろにそれてしまった時は無理にセッターに任せず、まわりの選手でカバーをしてトスを上げる必要が出て来ますのでその場合にどのようなことに気をつければいいのか考えていきましょう。

2段トスはどれくらいあげればいいの?

2段トスは基本的にネットから離れてしまったボールをレフトかライトにいるスパイカーが打てるようにトスをあげます。

そういう時のために、あらかじめトス練習をすれば素早いコンビなどの攻撃も使えるのかもしれませんが、基本的に乱れたボールなのでまずはどんなところから飛んでくるにしてもスパイカーがボールの軌道が見やすくいように高くふわりとしたボールを上げるように心がけましょう。

2段トスはふわり高めのトスの理由

通常のトスはネット際にいるセッターからあがるものなので、スパイカーからすると狭い視野範囲でボールの行方と相手のコートをとらえることができます。

さらにボールも前方横から飛んでくるボールに向かっていくので比較的合わせやすいです。(クリックで拡大)

しかし、2段トスはスパイカーの真横もしくは後方からネットに向かっていくボールが多いため、スパイカーからすると広い視野でネットとボールの距離を測りながら助走をしなければならないのです。

さらに、言えばスパイカーよりもコートの後ろから上がってくるトスは自分からネットの方に逃げていくボールなので非常に打ちにくいボールとなります。

そのため、スパイカーからすると助走、ネットとの距離、ボールの高さ、相手のブロッカーなどいろいろな要因を考えながらスパイクを打たなければいけなくなるため余裕のないスパイクになってしまい、ミスにつながりやすいのです。

ですので2段トスはゆとりをもってボールやネット、相手ブロックを確認できる高くてふわりとしたトスが基本となっています。

もちろん、スパイカーも2段トスになった時点で、ボールを見やすいように体を半身コート側に向けるなど、打ちやすくするための工夫をするのも忘れずに!

2段トスのあげ方

では、2段トスのあげ方について考えていきましょう。

トスを上げるのでオーバーかアンダーかどちらかになるかと思いますが、どちらを使うかは個人差が出てくると思うので一概にどちらがいいとは言い切れません。

一般的にはオーバーのほうが高さや方向など安定してトスを上げれますが、高くなおかつ遠くに飛ばさなければいけない2段トスですので力のない選手だと難しくなってきますし、試合中だと汗などで滑ってミスをしてしまう可能性がアンダーよりも高くなりますね。

逆にアンダーの場合はそれほど力もいらず遠くに飛ばすことができますが距離が長くなる分微妙な調整が難しくズレやすくなってしまいます。

どちらも一長一短ありますので自分の得意なプレーを磨いていきましょう。

それでは、2段トスをあげる時の大前提をおさらいしましょう。

  1. 乱れたレシーブをフォローして立て直すための2段トス
  2. しっかりと打てるトスをあげる
  3. 2段トスはブロックがつきやすいのでフォローはしっかり!

となりますので意識しましょう。

それでは、オーバー、アンダーそれぞれのあげ方をみていきましょう。

オーバーで2段トスを上げる

それでは、オーバーでの2段トスの上げ方を見ていきましょう。

男子高校生くらいになればオーバーパスを飛ばすことは比較的容易ですが、女子や中学生になるとなかなか高く飛ばすことができない場合も多くあると思います。

入門編でオーバーパスのやり方は説明しましたが、今回は遠くに飛ばし方を説明していきます。

  1. 全身のバネを使う
  2. ボールのとらえる位置を考える
  3. パスをはじき返すタイミング

この三つのポイントを頭に入れてオーバーパスを遠くに飛ばせるように練習しましょう。

1.全身のバネを使う

オーバーパスは腕だけでとばすのではありません。体には色々な箇所に関節がありますよね?

この関節をバネのように使うことで腕だけの力だけではなく体全身を使って飛ばせるようになります。

  • 手首
  • ヒジ
  • 股関節
  • ヒザ
  • 足首

それぞれの関節を意識して下から順に力を伝えるようにしていくことで無理やり力で持っていくことなく遠くに飛ばすことができます。

力がなくて遠くに飛ばない人はそれぞれの動かし方を意識しながら直上パスなどで練習してみましょう。

2.ボールのとらえる位置を確認

オーバーパスでボールはおでこの位置でとらえると言いましたが、ちゃんとおでこでとらえられていますか?

すこしでもズレると力の伝わり方が変わってしまい思うように飛ばせなくなってしまうのでしっかり確認しましょう。

3.パスをはじき返すタイミング

いくら体の使い方やボールのとらえる位置が良くても、はじき返すタイミングが悪ければ思うように飛びません。

簡単にイメージできるものをあげると、野球のバットでしょうか?当たればホームランを打てる選手がいても、バットに当たるタイミングが悪ければ、思う方向に飛ばせずファールになってしまいますよね。

2段トスをあげなければいけない状況になっているはずですので、ちゃんとした姿勢であげれるとも限りませんが、体のバネをしっかり使えるタイミングでトスができるようにしましょう。

アンダーで2段トスをあげる

アンダーで2段トスのあげ方を見ていきましょう。

アンダーで2段トスを上手にあげるにはいくつかのポイントは、

  1. 腕は角度だけ決めて固定する
  2. ボール下には両足で入る
  3. ひざを使ってボールを運ぶ

です。それでは順番に、、、

1.腕は角度だけ決めて固定する

通常のアンダーパスでは思い通りの位置に飛ばすために手首を返したり、腕を振ったりすると思います。(実際には、どんなボールも腕を振らずにひざを使って飛ばせと言われることがありますが、意外と飛ばなかったり、なかなかうまくいきませんよね)

私は他のシーンではある程度、腕を振ることはいいと思っていますが、今回に限っては絶対に腕を振ってはいけません!!

腕を振ると確かにボールは飛びますが、2段トスほどの長い距離を飛ばすのに腕を振ってしまうと、どうしても当たる時の腕の角度に誤差が出てしまうため、毎回飛ぶボールにブレが出てコンスタントに安定したトスを上げることが難しくなってしまいます。

2段トスに限っては飛ばす役割はひざに任せるので腕は固定して方向だけしっかり定めるようにしましょう。

「腕でやることはボールの飛ばす方向(位置)だけ決めること!」

2.ボール下には両足で入る

サイドステップのパス練習や他のパスの時は片足に体重をかけてアンダーパスをすることもあると思いますが、2段トスに限っては両足でボール下に入りましょう。

練習でいうとそんきょキャッチのイメージでボール下に走り込んでいき少しジャンプをするような形で両足で着地をしそのまま膝を曲げてボールを待つような形がリズムも作りやすくていいのではないでしょうか。

ここでの注意として入り方は、飛ばしたい方向に正面にはいってはいけません。

腕の角度だけではどうしても飛ばしたボールの柔らかさや、方向などがうまくいかないため、3.のひざを使う必要があります。その際に正面にはいってしまうと(右図)腕の位置や角度も変わってしまいますし、重心が前に行きすぎて倒れこんでしまいます。

しっかり足を開いて構えることで左右の重心移動に強くなり腕の角度を固定しままレシーブしてボールを運ぶこともできます。

両足で入ることでそのまま屈伸の要領でひざを使って体ごと飛ばしたい方向へ持っていくことでトスを上げることができますし、勢いを反動に変えて力のない人でもより遠くに飛ばすことができますよね。

3.ひざを使ってボールを運ぶ

これはもう既にうえの「1.」や「2.」で説明している部分になりますが、腕は固定して飛ばす方向だけ決める。両足でボール下に入ってそのままひざを曲げてボールを待つ。

とくれば、、、

あとはひざを伸ばしながら微調整して2段トスを上げるだけですよね?

すべての動きが繋がっているので自然とそういう動きをするようになるのだと思います。

最初は難しく感じる場合は屈伸しながら直上アンダーの練習から入って膝を使ってボールを打ち上げる感覚をつかむのがよいと思いますのでやってみてくださいね。

まとめ

2段トスはオーバーとアンダーの2つの方法であげることができますので自分に自信のある方で積極的にあげるようにしましょう。

もちろん、最初は長い距離を高く飛ばさなければ行けないためなかなか思うようにはできないかもしれませんので日頃の練習から「9mパス」や「直上パス」で身体の使い方を意識して、「レシーブからの2段トス」などのチームでの連動した動きの時に積極的に挑戦していって身体になじませるようにしてみてください。

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