レシーブが乱れたら2段トス

更新日:2020/07/02

試合中、サーブカットが思うようにセッターに返らなかったり、相手のスパイクに触ることはできたけど少し外に外れてしまった、、、なんてそんなシーンはいくらでもあると思います。

自分たちも試合に勝つために練習していますが、それは相手も同じです。どうにかして取りにくいサーブを打とうとしたり、相手のいないところにスパイクを打ってきます。

レシーブやサーブカットがうまくいかずに乱れてしまった時に、セッターがカバーできる程度であればいいのですが、大きく横や後ろにそれてしまった時は無理にセッターにまかせず、まわりの選手でカバーをしてトスを上げてあげましょう。

2段トスはどれくらいあげればいいの?

2段トスは基本的にネットから離れてしまったボールをレフトかライトにいるスパイカーが打てるようにトスをあげます。

そういう時のために、あらかじめトス練習をすれば素早いコンビなどの攻撃も使えるのかもしれませんが、基本的に乱れたボールなのでまずはスパイカーの打ちやすい高くふわりとしたボールを上げるように心がけましょう。

2段トスはふわり高めのトスの理由

通常のトスはネット際からあがるものなので、スパイカーからすると狭い視野範囲でボールの行方と相手のコートをとらえることができ、ボールも前方横から飛んでくるボールに向かっていくので比較的合わせやすいです。(クリックで拡大)

 

しかし、2段トスはスパイカーの真横もしくは後方からネットに向かっていくボールが多いため、スパイカーからすると広い視野でネットとボールの距離を測りながら助走をしなければならないうえに自分から逃げていくボールなので非常に打ちにくいボールとなります。

 

そのため、スパイカーからすると助走、ネットとの距離、ボールの高さ、相手のブロッカーなどいろいろなミスにつながる要因を考えながらスパイクを打たなければならなくなるため余裕のないスパイクになりがちですので、ゆとりをもってボールやネット、相手ブロックを確認できる高くてふわりとしたトスが基本となっています。

もちろん、スパイカーも2段トスになった時点で、ボールを見やすいように体を半身コート側に向けるなど、打ちやすくするための工夫をするのも忘れずに!

2段トスの上げ方

では、どのようにふわり高めの2段トスをあげるのか考えていきましょう。

オーバーであげるかアンダーを使うかは個人差が出てくると思うので一概にどちらがいいとは言い切れません。

一般的にはオーバーのほうが高さや方向など安定してトスを上げれますが、高くなおかつ遠くに飛ばさなければいけない2段トスなので力のない選手だと難し区なってきますし試合中ならば汗などで滑ってミスをしてしまう可能性もアンダーよりも多くなりますね。

逆にアンダーの場合はそれほど力もいらず遠くに飛ばすことができますが距離が長くなる分調整が難しくズレやすくなってしまいます。

どちらも一長一短ありますので自分の得意なプレーを磨いていきましょう。

その前に、2段トスをあげる時の大前提をおさらいしましょう。

  1. 乱れたレシーブをフォローして立て直すための2段トス
  2. ただエースに持っていくだけではなく、打てるトスをあげる
  3. 2段トスはブロックがつきやすいのでフォローはしっかり!

こんなところですかね?

それでは、あげ方をみていきましょう。

オーバーで2段トスを上げる

それでは、オーバーでの2段トスの上げ方を見ていきましょう。

とはいっても、実際には高くとばすオーバーパスなので特にこれというポイントはないように思いますが、、、オーバーを用いてボールを遠くにとばす身体の使い方や2段トスに適したボールの軌道などを見ていきましょう。

とはいえ、男子高校生くらいになれば、オーバーパスを飛ばすことは比較的容易ですが、女子や中学生になるとなかなか高く飛ばすことができない場合も多くあると思います。

入門編でオーバーパスのやり方は説明しましたが、今回は遠くに飛ばし方を説明していきます。

  1. 全身のバネを使う
  2. ボールのとらえる位置を考える
  3. パスをはじき返すタイミング

この三つのポイントを頭に入れてオーバーパスを遠くに飛ばせるように練習しましょう。

1.全身のバネを使う

 

オーバーパスは腕だけでとばすのではありません。

体には色々な箇所に関節がありますよね?

この関節をバネのように使うことで腕だけの力だけではなく体全身を使って飛ばせるようになります。

  • 足首
  • 手首

それぞれの関節を意識して下から順に力を伝えるようにしていくことでぎゅっと無理やり力で持っていくことなく遠くに飛ばすことができます。

2.ボールのとらえる位置を確認

オーバーパスでボールはおでこの位置でとらえると言いましたが、ちゃんとおでこでとらえられていますか?

すこしでもズレると力の伝わり方が変わってしまい思うように飛ばせなくなってしまうのでしっかり確認しましょう。

3.パスをはじき返すタイミング

いくら体の使い方やボールのとらえる位置が良くても、はじき返すタイミングが悪ければ思うように飛びません。

簡単にイメージできるものをあげると、野球のバットでしょうか?当たればホームランを打てる選手がいても、バットに当たるタイミングが悪ければ、思う方向に飛ばせずファールになってしまいます。

2段トスをあげる状況になっているためちゃんとした姿勢であげれるとも限りませんので体のバネをしっかり使える伸びきる前のタイミングでトスができるようにしましょう。

アンダーで2段トスをあげる

アンダーで2段トスのあげ方を見ていきましょう。

アンダーで2段トスを上手にあげるにはいくつかのポイントは、

  1. 腕は角度だけ決めて固定する
  2. ボール下には両足で入る
  3. ひざを使ってボールを運ぶ

です。それでは順番に、、、

1.腕は角度だけ決めて固定する

通常のアンダーパスでは思い通りの位置に飛ばすために手首を返したり、腕を振ったりすると思います。(実際には、どんなボールも腕を振らずにひざを使って飛ばせと言われることがありますが、意外と飛ばなかったり、なかなかうまくいきませんよね)

私は他のシーンではある程度、腕を振ることはいいと思っていますが、今回に限っては絶対に腕を振ってはいけません!!

腕を振ると確かにボールは飛びますが、2段トスほどの長い距離を飛ばすのに腕を振ってしまうと、どうしても当たる時の腕の角度に誤差が出てしまうため、毎回飛ぶボールにブレが出てコンスタントに安定したトスを上げることが難しくなってしまいます。

2段トスに限っては飛ばす役割はひざに任せるので腕は固定して方向だけしっかり定めるようにしましょう。

「腕でやることはボールの飛ばす方向(位置)だけ決めること!」

2.ボール下には両足で入る

サイドステップのパス練習や他のパスの時は片足に体重をかけてアンダーパスをすることもあると思いますが、2段トスに限っては両足でボール下に入りましょう。

練習でいうとそんきょキャッチのイメージでボール下に走り込んでいきスパイクの踏み込みのような形で両足で入ります。

ここでの注意として入り方は、飛ばしたい方向に正面にはいってはいけません。

腕の角度だけではどうしても飛ばしたボールの柔らかさや、方向などがうまくいかないため、3.のひざを使う必要があります。その際に正面にはいってしまうと(右図)腕の位置や角度も変わってしまいますし、重心が前に行きすぎて倒れこんでしまいます。

なので、体の正面は飛ばしたい方向に対して垂直に入ってください。ひざは左右の重心移動に強いので腕の角度を変えることなくボールを運ぶこともできます。

垂直に入り左右に体ごと運んでいくことでより柔らかいんボールになりますね。

両足で入ることでそのままスクワットの要領でひざを使ってトスを上げることができますし、勢いを反動に変えて力のない人でもより遠くに飛ばすことができますよね。

3.ひざを使ってボールを運ぶ

これはもう既にうえの「1.」や「2.」で説明している部分になりますが、腕は固定して飛ばす方向だけ決める。両足でボール下に入ってそのままひざを曲げてボールを待つ。

とくれば、、、

あとはひざを伸ばしながら微調整して2段トスを上げるだけですよね?

すべての動きが繋がっているので自然とそういう動きをするようになるのだと思います。

ただ、あらかじめこの流れを頭に入れておかないと、途中でわからなくなったり、余計なことをしてしまったりするのでしないようにしてくださいね。

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