レシーブが乱れたら2段トス

更新日:2016/12/20

試合中、サーブカットが思うようにセッターに帰らなかった、相手のスパイクを拾えたがそんなシーンはいくらでもあると思います。

自分たちも試合に勝つために練習していますが、それは相手も同じです。どうにかして取りにくいサーブを打とうと努力していますしね。

レシーブやサーブカットがうまくいかずに乱れてしまった時に、セッターがカバーできる程度であればいいのですが、大きく横や後ろにそれてしまった時は無理にセッターに任せず、周りの選手でカバーをしてトスを上げてあげましょう。

2段トスはどれくらいあげればいいの?

2段トスは基本的にネットから離れてしまったボールをレフトかライトにいるエーススパイカーが打てるようにトスを揚げます。

そういう時のために、あらかじめトス練習をすればコンビなどの攻撃も使えるのかもしれませんが、基本的に乱れたボールなのでどこにあがるかわからないボールをトス上げるのは至難の技です。

そのため、2段トスはエーススパイカーが打ちやすいように高くふわりとしたボールを上げるのがいいと思います。

2段トスはふわり高めのトスの理由

通常トスとはネット際から上がるものなので、スパイカーからすると狭い視野範囲でボールの行方を捉えることができ、ボールも横から飛んでくるボールに向かっていくので比較的合わせやすいと思います(クリックで拡大)

 

しかし2段トスはスパイカーの横位置もしくは後方からネットに向かっていくボールなので、スパイカーからすると広い視野でネットとボールの距離を測りながら助走をする上に逃げていくボールなので非常に打ちにくいボールです。

 

そのため、余裕のないスパイクになるためなるべくゆとりを持ってボールやネット、相手ブロックを確認できる高くてふわりとしたトスが基本となっています。

ただ、スパイカーも2段トスになった時点で、ボールを見やすいように体を半身にするなど、打ちやすくするための工夫は必要ですよね。

2段トスの上げ方

では、どのようにふわり高めの2段トスをあげるのかみていきましょう。

オーバーであげるかアンダーを使うかは個人差が出てくると思うので一概にどちらがいいとは言い切れません。

オーバーのほうが安定してトスを上げれますが、高くなおかつ遠くに飛ばさなければいけない2段トスなので試合中、汗などで滑ってミスをしてしまう可能性もありますし、逆にアンダーの場合はやはり距離が長い分調整が難しくなってしまいます。

どちらも一長一短ありますし、中にはオーバーではそんなに飛ばせない人もいると思うので自分の得意なプレーを磨いていきましょう。

その前に、2段トスをあげる時の大前提をおさらいしましょう。

  1. 乱れたレシーブをフォローして立て直すための2段トス
  2. ただエースに持っていくだけではなく、打てるトスをあげる
  3. 2段トスはブロックがつきやすいのでふぉろーもしっかり!

こんなところですかね?

それでは、上げ方をみていきましょう。

オーバーで2段トスを上げる

それではま、オーバーでの2段トスの上げ方を見ていきましょう。

とはいっても、実際には高くとばすオーバーパスなので特にこれというポイントはないように思いますが、、、オーバーを用いてボールを遠くにとばす身体の使い方や2段トスに適したボールの軌道などを見ていきましょう。

とはいえ、男子高校生くらいになれば、オーバーパスを飛ばすことは比較的容易ですが、女子や中学生になるとなかなか高く飛ばすことができない場合も多くあると思います。

入門編でオーバーパスのやり方は説明しましたが、今回は遠くに飛ばし方を説明していきます。

  1. 全身のバネを使う
  2. ボールのとらえる位置を考える
  3. パスをはじき返すタイミング

この三つのポイントを頭に入れてオーバーパスを遠くに飛ばせるように練習しましょう。

全身のバネを使う

オーバーパスは腕だけでとばすのではありません。

体には色々な箇所に関節がありますよね?

この関節をバネのように使うことで腕だけの力だけではなく体全身を使って飛ばせるようになります。

  • 足首
  • 手首
1ボールのとらえる位置を確認

オーバーパスはおでこの位置でボールをとらえると言いましたが、ちゃんとおでこで捉えられていますか?

すこしでもずれると力の伝わり方が変わってしまい思うように飛ばせなくなってしまうのでしっかり確認しましょう。

パスをはじき返すタイミング

いくら体の使い方やボールのとらえる位置が良くても、はじき返すタイミングが悪ければ思うように飛びません。

簡単にイメージできるものをあげると、野球のバットでしょうか?当たればホームランを打てる選手がいても、バットに当たるタイミングが悪ければ、思う方向に飛ばせずファールになってしまいます。

 

アンダーで2段トスをあげる

アンダーで2段トスの上げ方を見ていきましょう。

アンダーで2段トスを上手に上げるにはいくつかのポイントがあります。

  1. 腕は角度だけ決めて固定する
  2. ボール下には両足で入る
  3. ひざを使ってボールを運ぶ

です。それでは順番に、、、

1.腕は角度だけ決めて固定する

通常のアンダーパスでは思い通りの位置に飛ばすために手首を返したり、腕を振ったりすると思います。(実際には、どんなボールも腕を振らずにひざを使って飛ばせと言われることがありますが、飛ばなかったり、なかなかうまくいきませんよね)

他のシーンではある程度、腕を振ることはいいと思っていますが、今回に限っては絶対に腕を振ってはいけません!!

腕を振ると確かにボールは飛びますが、2段トスほどの長い距離を飛ばすのに腕を振ってしまうと、どうしても当たる腕の角度に誤差が出てしまい、飛ぶボールにブレが出てコンスタントに良いトスを上げることが難しくなってしまいます。

飛ばす役割はひざに任せるので腕は方向だけしっかり定めるようにしましょう。

腕でやることはボールの飛ばす方向(位置)だけ決めること!

2.ボール下には両足で入る

サイドステップのパス練習や他のパスの時は片足に体重をかけてアンダーパスをすることもあると思いますが、2段トスに限っては両足でボール下に入りましょう。

練習でいうとそんきょキャッチのイメージでボール下に走り込んで行きスパイクの踏み込みの形で両足で入ります。

入り方は、飛ばしたい方向に正面にはいってはいけませんよ。

腕の角度だけではどうしても飛ばしたボールの柔らかさや、方向などがうまくいかないため、3.のひざを使う必要があります。その際に正面にはいってしまうと(右図)腕の位置や角度も変わってしまいますし、重心が前に行きすぎて倒れこんでしまいます。

なので、飛ばしたい方向に対して垂直に入ってください。ひざは左右の重心移動に強いので腕の角度を変えることなくボールを運ぶこともできます。

垂直に入り左右に体ごと運んでいくことでより柔らかいんボールになりますね。

両足で入ることでそのままスクワットの要領でひざを使ってトスを上げることができますし、勢いを反動に変えて力のない人でもより遠くに飛ばすことができますよね。

3.ひざを使ってボールを運ぶ

これはもう既にうえの1.2.で説明している部分になりますが、

腕は固定して飛ばす方向だけ決める。

両足でボール下に入ってそのままひざを曲げてボールを待つ。

とくれば、、、

あとはひざを伸ばしながら微調整して2段トスを上げるだけですよね?

すべての動きが繋がっているので自然とそういう動きをするようになるのだと思います。

ただ、あらかじめこの流れを頭に入れておかないと、途中でわからなくなったり、余計なことをしてしまったりするのでしないようにしてくださいね。

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